2011年12月6日火曜日

体育ワークショップ in ギゾ。

先輩隊員と同期隊員の企画の体育のワークショップ。
ソロモンでは、体育の先生が充実していなくて、
体育の授業がないところだってある。
教材が充実していなかったり、先生たちのスキルのために
理科の実験などもあまり行われていない。
座学だけの授業なんて、つまらないだろうなぁと思う。


ソロモンの場合、体育=レクリエーションという
勘違いをしている人もいるらしく、あまり重要視もされていない。
運動会も球技大会、なんなら運動場さえもないところだってあるのだから。
ギゾの学校も新しい校舎を建てることになって、
運動場がなくなってしまった。
体育館だってない。
だけど、体育ってただのレクじゃなくて、
年齢による発育の促進だったり、いろんな意味があるらしい。
(今回、先輩隊員の話は、刺激的だった。さすが専門職。)

しかも、ソロモンは部活みたいのがあるわけではない。
定期的に運動する機会がなくて、
女子は、中学生くらいからどんどん肥満体系になっている現実。
そんな国で体育の必要性をもっと認識してもらうのは、
とっても大切なことだと思う。

先生たちだって、受けてきた子供の時の授業って、
ほとんどが座学で、座学以外の授業の楽しさを知らないのが実際だ。
だから、実技込みで開催されたワークショップに参加していた先生たちは
とっても楽しそうだった。

私もお休みに重なった一日だけ、
同期の幼児教育隊員の方に参加した。
参加者は、ギゾの保育園の先生たち。
幼児にとっては、いかに普段の遊びの中に運動を取り入れていくかというもの。
いくつか、レクのアイディアを紹介してた。
みんなで、イス取りゲームやフルーツバスケットをしたりした。
小学生の時、よくやったよねー。懐かしい。
みんな夢中で、とっても楽しそうだった。


日本の教育カリキュラムもどんどん変化していて
今は、学歴社会の補佐みたいになってるところはあるけれど。
義務教育で、皆が中学生まで学んで行く中には、
それだけではないものがたくさんある。
集団生活から学ぶものは多い思う。
規律がしっかりしている学校で、それを守ることを学ぶのも重要なこと。
日本の教育システムがどこでも通用するとは思わないけれど、
そんな中で学んできたことは、実は恵まれているんだろうと
ふと思ったりした。

ソロモンは、学校でさえ、ソロモンタイムで、
先生が授業に来なかったり
生徒が平気に遅れてくる学校生活。
学習だって、教科書がなくて板書を移すことがほとんど。
数学の知識だって、びっくりするほどである。
九九が全部わかる子がいったいどのくらいいるんだろうか。
足し算や引き算だってままならないのだ。
計算がままならないからか、ストアでもお金の管理をしているのは
ほとんどが中国人である。

ギゾにある保育園は、ほとんどが教会系。
教会系の方が教育に熱心な印象がある。
協調性などの基礎中の基礎教育って、小さいときが大切だから
頑張ってほしいなぁと思う。

小学校くらいで学校をやめてしまう子供たちが
まだまだいて、話をしていても、
理解度だったりで、そういうのって、わかってしまう。
教育具合は、そのまま社会に比例してくる現実を
ソロモンでは、感じます。

体育のワークショップからは、ちょっと話がそれてしまったけど・・・
ワークショップを開催した3人!!
お疲れさまでした。

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