ソロモンの首都があるガダルカナル島は、
言わずと知れた太平洋戦争の激戦地です。
私の住むウエスタン州も戦争の名残がたくさん残る土地でもあります。
ギゾ島にも数百人の日本兵が上陸したらしい。
日本兵に教えてもらった唄が世代を越えて受け継がれていたり、
(もはや歌詞が日本語でなくなってるものもあるけど。)
日本兵のことをモチーフにしたピジン語の唄があったり、
ギゾ島周辺には、日本の戦艦、アメリカ軍の飛行機などが沈んでいたりもします。
もちろんガダルカナル島にも、野外戦争博物館があって、
戦車や飛行機がたくさん。
ガダルカナル島には、今だ1万人近くの日本兵が眠っていると言われています。
戦いでというより、マラリアや餓死などでたくさんの人が亡くなったそうです。
ガダルカナル島を略してガ島と呼ばれていたそうですが、
餓島なんていう別名もあるそうです。
アートフェスティバルの会場作りの時に、遺骨が偶然出てきたり、
ソロモン人が畑仕事をしている時に見つけたり、
開発の進んでいないソロモンならでの発見方法です。
今でも、ご遺族の方などが、毎年遺骨収集のため、ソロモンを訪れています。
ご遺族の方も今では、お歳を召されていて、
実際の収集作業は難しくなってきている現実があります。
8月の後半のことですが、
お寺の住職さんが主催している遺骨収集に参加してきました。
みなさんは、完全ボランティアです。
ソロモンまでの旅費・滞在費・調査費など、すべて自腹。
遺骨収集にかけるそのまっすぐな情熱には、あっぱれです。