ちょっと振り向けば、誰かが食べてるくらい、
愛好者が多いものです。
お酒と同じようにハイになる効果があって、
ドラックではないので、違法でもなく、
ソロモンでは、子供たちも食べてます。
ビートルナッツのフルーツとリーフ(緑の長細いやつ)と石灰(白い粉)が基本セット。
まずは、フルーツをかじる。
渋柿みたいな味。
口の中がなんとも言えないパサパサ感でいっぱいになる。
しかも苦い。
次に石灰をつけたリーフをかじる。
口の中の違和感は軽減されるけど、
とりあえず、まずい。
どうしたって、まずい。
しばらく噛むと・・・
化学反応で、口の中は、真っ赤になります!!
1回くらいは、チャレンジしたいと思いつつ、10ヶ月経過。
ついにチャレンジしてみたけど、ビートルナッツの魅力は
私にはわかりませんでした・・・。
お酒を飲んでも、そんなにハイにならない私は、
ビートルナッツで、そんな気分になれるのでは!?と思ったけど、
無理でした・・・。
このビートルナッツのおかげで、
街中や犬の背中までが赤く染められているところが多数。
ビートルナッツは、酸が強いのでツバもよく出る。
みんな、そこらじゅうで、ペッ、ペッしてます。
そのおかげで、街が汚い・・・。
実際の症例数はわからないけど、
ビートルナッツの影響で、口腔癌になるケースもあるらしい。
あんなに刺激的なんだもの、そりゃそうだ。
と思いつつ、肺癌になるよと言われても喫煙者がタバコをやめないように、
航空癌になるよと言われても、ビートルナッツをやめる人がいるわけありません。
嗜好品とはそういうものですね。
ちなみに、ビートルナッツという呼ばれ方ではないかもしれないけど
PNGや、台湾、ミクロネシアの人々もビートルナッツを食べるらしい。
ソロモンやPNGの空港には、禁煙の看板とともに、
ビートルナッツ禁止の看板が並んでます。
ちょっとわかりにくいけど、ソロモンの国際空港にある看板。
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