2011年11月26日土曜日

ワークショップの裏側。

今回の広域研修で、大変なこともありました。
それは、同行したソロモン人との感覚の違い。
ソロモンからは、隊員3名と、ソロモン人2人が参加。
私たち隊員と同行のソロモン人とは、同じ額の日当(食事代や交通費)を
もらっていました。
額で言えば、十分な金額。

普段、レストランでご飯を食べる習慣のない人たちです。
いくら日当をもらっているからと言っても、
やはり食事にそれだけお金を使うのは抵抗があるのか・・・。
誘う方も断る方も、それはそれは気をつかいました。


同行者がハメをはずしすぎないように・・・という意味も込めて
隊員と同行者が同室が基本でした。
荷物を触られたりした他国の隊員もいました。
(盗むのではなく、共有という感覚で。でも無断。)

準備からすでに、ストレスフルだった私は、わがままを聞いてもらい
SV(シニアボランティア)の人と一緒にしてもらった。
幸い、私たちの同行者は、しっかりしてるという評価があったから。
だから、室内ではリラックスできたのだけどね。
結果的には、それが良かったのかはよくわからないけど。

というのは、
泊まってたホテルの部屋には時計がなかった。
同行のソロモン人2人は、時計を持っていなかった・・・。
毎朝、『今、何時?』という電話がかかってきた。
携帯はあるだろうと思ったら、到着2日目にして充電切れ。
(充電器なし。)
予測して、準備したりは、あまりしない人たちです。
なので、出発時点でフル充電ではなかったようです。

時間もソロモンタイム。
日本の取り仕切りだから、ソロモンタイムはないよと
口を酸っぱくしてたのだけど、うまくはいかず。
遅くて呼びに行けば、逆ギレみたくなったり・・・
他にもいろいろ。
Anikaがいてくれたおかげで、うまくおさまったのだけど。
プライドの高さをこんなに実感したのは、はじめてでした。
私の周りには、ここまでプライドの高さを
ある意味、傲慢に主張する人はいないのです。
そういう要素のある人はいるけれど。
その人、仕事はしっかりできるみたいだし、
考えもしっかりしてるのだけどね。
まぁ、日本にもそんな人、確かにいるよね。

とにかく細々したことかもしれないけど、いろいろありました。

私と一緒に行ったAnikaは初海外。
ソロモンには、エレベーターどころか、エスカレーターもありません。
PNGの空港には、エスカレーターがあって、
腕を組み、掛け声をかけて初エスカレーターをクリア。
帰りもまた掛け声しようとしたら、
『もうわかるから。』とあっさり断られ(笑)
ぎこちなさはあったものの、一人でエスカレーターに乗ってました。

PNGに行く前、何人もの同僚から、
『ソロモンのものを預けるから、PNGのものと交換してきて。』と。
結局、預からなかっただけど。
この時代にそんな物々交換が存在するのか!?と思っていた。
でも、存在しました(笑)
研修中に知り合った人が、物々交換を持ちかけてきたのだ。
私は、新品のものを何も持ってなかったのだけど、
USEDのものでも良いということで、交換成立。
USEDのラバラバ(布)がメリーブラウスになりました。
メリーブラウスはちょっと大きいけど、なかなかお気に入りの柄です。
ちなみに、これ。


Anikaは、いくつか新品のラバラバを持参していたようで、
何枚か交換していました。
国をこえての物々交換。
なかなか素敵だよね。

開催地のラバウルは、PNGの中では治安の良いところ。
でも、PNG。
油断は禁物ということで、自分たちだけでの外出は禁止。
外出する時は、PNG隊員に同行してもらうことが必須。
あまり時間のない中で、
マーケットに行きたいだの、スーパーに行きたいだのと
わがままを言って、連れて行ってもらいました。

ココポのマーケットは、とてもキレイに整備されてた。
最後の最後にほしかった、ビルム(編んだバック)もGET!!
ソロモンの首都にあるより、はるかに大きいスーパーがいくつかあって
しかも、いろいろ売ってた!!
増えるわかめとか、味噌とか、玄米茶とか、豆板醤とか
心躍るいろんなものが普通に売ってる!!
ココポ、すごい!!

ソロモンでもまだ行ったことないけど、ディスコにも行ってみました。


踊り方、おもしろいよ。

準備から含めて、相当にストレスもたくさん貯まったけど、
無事に終わって、ホッとしました。
準備は、配属先の同僚や看護部長や教育係まで巻き込んで、
いろいろ意見を聞いたり、発表の予行演習をしたり。
いろんな考えを聞けて、今後の参考になったり。
いやな一面も見たけど、
なんだかんだ言っても、学んだことのが圧倒的に多かったし、
自分にとっての課題も明確になりました。

広域研修が終わって、
2011年の大仕事が終わった気分。
でも、おかげで、自分の活動がいまいち進展できなかったのは
言うまでもありません。

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