カウンターパート。

カウンターパートとは、仕事上のパートナーのことです。

GUNSで仕事をしていた時は、はっきりしたカウンターパートは不在だった。
主に、私のやりたいことの窓口になってくれていたのは、ボスのAnika。

新病院の感染対策をするにあたって、私のカウンターパートになるのが、
Infection Control ナース。
ゴミのことなど、以前からやり取りはしていたのだけど、
他には、いったいどんな仕事をしているのか、あんまりよくわからない人だった。
いつも、海辺かランドリーでタバコを吸ったり、ビートルナッツしたり。
いないと思ったら、だいたいこのどちらかにいる。
約束はなかなか守らないし、院内でも、仕事をしない人で名が通っている。
院長さえも、それをよくわかっている。
『彼が仕事をしない旨をレターに書いてくれないか、そうしたら、ポストを変えられる。』
とあるビックボスから、そう言われたこともありました。
ボランティアの立場でそれはできないと断ったけど。


まぁ実際は、全く仕事をしていないわけではない。
ウエスタン州全体を管轄しているInfection Control Ns は、彼ひとり。
そちらのことを一応行ってはいる。ちゃんとやっているかは別として。
あと、ソロモン国内の数箇所で、感染対策のサーベイランスが始まっていて、
そのデータのレポートを週一で送っている。
ただ、院内の感染対策には、ほとんど関わっていない。
院長や他の人たちは、院内の感染対策をしっかりしたいと思っているけど・・・。
たぶん、彼は、興味がないのだ。
自分の興味のあることは、わりとしっかりするのだけど、
興味のないことは、全然手をつけない。
そんな性格の人です。

3月末に新病院がオープンしてからというもの、
新病院の院内感染対策に関わる仕事をしている私。
カウンターパートは、時々口は出すけど、
ツアーだの、突然学校に行くと言い出したり、
ほとんど手を出すことなく、次第に、他のスタッフも私に言った方が早いということで、
何でもかんでも、私に伝えてくるようになって、
必要物品のオーダー業務までも、私が一人でしている状況。
あとは、クリーナーの業務管理。
もともとクリーナー教育業務には、少し加担していたのだけど、
4月以降は、私が仕切っているのと同じ。
毎月のクリーナーミーティング、シフトの作成・管理、掃除の方法、掃除具合のチェック。
毎日毎日、院内を巡回して、ちゃんと出勤しているか、不備がないかなど。
これも、私が一人でやっている。

少しずつ業務を移行しなくてはと、シフト管理からしてもらおうとしていた。
『やるから大丈夫!!』と返事をしたにも関わらず・・・
3ヶ月連続で言葉だけに終わった。
8月後半に、私が2週間、仕事を離れるにあたって、
必要事項は全部申し送っていったにも関わらず、
何ひとつしていなかったカウンターパート。
そんなこんなで、7月後半から、私は、自分でもよく気がつかないうちに
どんどんとストレスを溜めていったらしい。
私は何か体に症状が出て、はじめてストレスをためてたと気づくことが多い。
その他のストレスも加わり、9月は疲れきっていた。
正直、CPがいない方が楽なのにと思うほど・・・・・。

そしてついに、『もうあなたのことは信じられない!!』と言い放ってしまった。
自分より年上の男性に向かってね。
なんかね、虚しすぎる・・・。
たぶん、私の関わりにも改善に導く方法がどこかにあったのかもしれない。
むしろ、ボランティアの立場として、その努力をもっとすべきだったのかもしれない。
だけど、私には、それはできなかった・・・。

その後、少し反省したのかはわからないけど、
とりあえず、3ヶ月言葉だけに終わった、クリーナーのシフト作りはしてくれた。
その後も、まだ彼を信じていないのが私の態度に出るようで、
何回か言い合い(と言うほど大げさではないけど。)をしたりが続いていて、
まわりの人から、『平和に、平和に。』と言われる程。
今は、平和協定を結んだ形になっています。
果たして、このまま続いてくれるのか・・・。
来週から私は、しばらく休暇を取るので、その間のちゃんと仕事をしてくれることを
願うばかりです。

来年は、また学校に行く計画があるとか、
ホニアラに移動届を出してるとか、彼もいろいろ言ってますが・・・
日本まで3ヶ月も研修に行った甲斐を全く感じられない人です。
そして、病院のビックボスたちは、本格的にポストを変えようと
考えているらしい。

さて、この先どうなることやら。