2012年4月8日日曜日

新病院オープン。

去年の8月に引渡し式が行われて以来(こちらを参照。)、7ヶ月。
ようやく、引越しが行われました。
今までも、年末までには、2月には、3月末にという具合に
噂だけはいつもあった。
でも、誰に聞いても、はっきりせず、その度に話は流れ続けてた。
今回もまたどうせ・・・そんな気持ちは心のどこかにあった。
実際、3月に入って誰に聞いても、はっきりしたことを知る人はいなかった。
電気や電話の準備は、ちょっとずつ進められてて、
キッチンとランドリーを建ててからという話は、いつの間にか関係なくなり。
3/22(木)に急に、薬局と放射線科が引越した。                                         
 そしてその日に病院全体ミーティング。
週末で準備して、来週からは、新病院での運営に切り替えると発表された。




なんとも急な話である。
本当にドタバタ劇。
以前勤めていた病院で、増築のために病棟の引越しを経験したことがあるのだけど
それはそれは大変だった。だいぶ前からいろんなものを整理して、
患者さんの搬送順番、安全性を考慮して、話し合い、
そうして、ようやく移動した。
その時の病棟の病床数は、50床くらいだったから、
 ギゾ病院の入院患者数と同じくらいである。
しかし、そういう過程は、一切なかった。
呼吸器装着の患者さんとかいなくて、重症度が違うから、
そういう意味では、不可能ではないのかもしれないけど。
まぁ、とりあえず移動した、まさにそんな感じで、まだ全然整理できていない。
でも、使っていない期間が長すぎたので、
使うことになったのは、喜ばしいこと。

ギゾ病院の建物は、ギゾで一番立派である。
空港からのボートから見るギゾ病院は、異様に目立つ存在だ。
ソロモン国内で考えても、こんなにしっかりした建物はそうはない。
見た目は、日本の病院とほぼ変わらない。



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中もこんな感じ。                                    
中庭は吹き抜け。

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病室。床頭台は日本で使ってるのと一緒。

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ナースステーション。

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オペ室。                                          
オペ室に窓があるのは珍しいことらしい。
停電の多いソロモンならではの設計者の配慮。
日本では北海道に1つだけ窓のある手術室があるそうな。

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そりゃ、みんな興味津々。                                
働きたい人続出だし、見学希望者がたくさん。
今は、セキュリティーが入口にいて、ただの見学はお断りしている。
誰かの付き添いって名目で院内に入ってくる人たちはいるけどね。
興味津々なのは理解できるし、ソロモン人は、基本的に野次馬が多いから、
まぁ仕方ないよねー。

だいぶ前から、妊婦検診に来る妊婦さんが、
『新しい病院で赤ちゃん産めるかな!?』と時々聞いてきていたの。
みんな新しい病院、楽しみにしてたんだよね。

ちなみに、新病院で一番最初に出産したママと生まれた子。

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新聞にも載りました☆
新聞に載ってたよとお知らせしたら、急いで家族に電話してました。
何故か病院の電話を使って・・・。驚いた(笑)

私の所属部署は引越ししてないけど、今は、所属部署での仕事はせずに
新病院の仕事をしています。
感染対策の仕事としてなのか、いまいち疑問は感じるけど・・・
(もちろん立派な感染対策の仕事だとは思うけど。)
クリーナー業務のシステム作りと教育、掃除の仕方とか、
5Sの普及活動とか、
必要な物品のオーダー業務とか、
必要なラベル作ったり、院内に貼るポスター作ったり・・・
なんやかんやといろいろしてます。
とりあえず、やることはいっぱいあるけど、なかなか進まない!!
正直なところ。
最初って肝心だから!!と身構えてる自分がいるのと、
こんなことから必要なんだ・・・ということもいっぱい。
まぁ、焦らずにできることから進めていってます。

毎日、院内をたくさん歩き回ってるし、
いろんな人と話をするから、夜はぐったりで
病院がオープンしてからというもの、私は毎日9~10時間くらい寝てます。。。

早くGUNSに戻りたーい!!と日々つぶやきながら、
仕事をしている今日この頃。

活動のこと、今まであんまり書いてなかったから、
所属部署の活動のことも振り返りつつ、
これからはもうちょっと仕事のことも書いていこうかな。

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