2011年4月30日土曜日

世界ウルルン滞在記 ~ FIUのシンプルライフ ② ~

南半球はこれから秋~冬のイメージなので、太陽が出るのが遅く6時半くらいに
ようやく明るくなってくる。
まだ暗い5時代からフランクさん夫婦はランプの明かりのもと
お米の仕分けをしていた。
私が目覚めるのはだいたい6:30から7時くらい。
朝食にビスケットとコーヒー。
そして、お米。
ソロモン人はご飯を炊く時にお塩を入れます。
だから、おかずなしにお米だけを食べることもよくあるよう。
むしろ、朝は、おかずがある方が稀みたい。

昼間は、田植えをしたり、日陰でおしゃべりしたり、
バレーをしたり、カヌーに乗ったり、お昼寝したり、
川で遊んだり(お風呂)、ココナッツリーフでいろいろ作ってもらったり。

田植えでは、膝まで土に埋もれて、服も土だらけ。
土の上を素足で歩いたのって、いつぶりだろう。(海岸以外。)
フランクさんの『プラント。』の合図で一列ずつ、ひたすら植えた。
時々、足元で、もそっと何かが動く。
蛙らしい。聞かなきゃ良かった。。。
半日で火傷みたいに日焼けした。
畑の後は、川で水浴び。
川で水浴びといっても、みんな服のまま入る。
なんなら、そのまま服を洗う。
もちろん私も。

バレーをする!となったら、ネットが出てきた。
木と木に結びつける。
ボールは一応、バレーボールなんだけど、年季が入っていて、
すぐに空気が抜けてしまう。だから、その度に口で膨らませる。
枝にボールが引っかかれば、ダイナミックに木を切る!!
これには驚いたよー。

カヌーだって、大木を削った手作りの一品。
リンシーにカヌーに乗せられ、海へ。
私が漕いでも全然進まないのに、リンシーだとスイスイ進む。
シーカヤックをしたことがある人ならわかると思うけど、
海でカヌーって、波があってなかなか進まないだよ!!
なんてパワフルガールなんだ!

ココナッツリーフは万能。
リーフの芯を集めて、ほうきにする。(竹ぼうきみたいのね。)
で、リーフで、器用にいろんなものを作る。
メガネ、冠、鳥、腕時計、髪飾り。
何だって、遊び道具になるね。

夕方は教会へお祈り。
ソロモン人のほとんどはキリスト教徒です。
地方になればなるほど、信仰心は熱いようです。

夕飯を食べて、月明かりの元、おしゃべりをしたり、歌を歌ったり。
滞在中は、満月に近かったので、一段と明るかった。
この村には今まで数人のJICAボランティアが入っているため、
日本の歌をいろいろと知ってた。
新しいの教えて!と言われ、いろいろ歌ってみたけど、たいてい知っていて一緒に歌ってくれた。
"大きな栗の木""大きな海""チューリップ""大きな古時計""♪アルプス一万尺~"他
ようやく新しい歌にたどり着いたのは、"ドレミの歌"だった。
日本の歌かどうかは謎だけど・・・。
ちょっと歌っただけで、2回目はすでに口ずさん出る。
なんという記憶力!!
ギターだって、それに合わせて弾いてる。
すごい音感力。
キリスト教徒なので、聖歌を歌うため、みんな歌が上手。

子供たちは20時くらいに就寝。
私も毎日その時間には就寝してた。
暗くなると眠くなる。
そして、翌日明るくなる頃にまた目覚める。

滞在、一日目にして日本人って面倒くさいなぁと思った。
と同時に、私って、日本人なんだなぁと実感もした。
川に泳ぎにいこうと言えば、水着に着替えてさ。
雨が降れば傘さして。
汗をかいたら、服のまま川に入り、体と服を洗う。
雨が降ってもそのまま歩く。
フィウの人々がとっても自由に見えた。

この村の人たちが私の感覚を大切に思ってくれてるように、
私は、フィウ村の人たちの感覚も大切にしようと思った。
だから、『汚れるよ。』と言われても、同じように田植えをしたし、
教会にも毎日、一緒に出かけた。

日曜は朝からお祈り。
写真を撮るのは控えめにと思ってたけど、
フランクさんの強力過ぎるサポートにより、いろいろと写真を撮らせてもらった。





0 件のコメント:

コメントを投稿