2013年5月26日日曜日

デング熱。

ソロモンは蚊が媒体となって起こるマラリアの危険地区です。
この2年程で、マラリア件数は激減していますが、まだまだ多い。
国内では、首都ホニアラが一番のマラリア汚染区なのだけど、
首都でマラリアがまだまだ残っている国は珍しいんだとか。

38℃以上の発熱があれば、まず疑われるのはマラリア。
『風邪をひいた。』と同じくらいの受け取り方です。
正直、日常的過ぎて、あまり危機感がない。
アフリカでは、マラリアが原因で亡くなる人も多いし、
危険なものとして認識されているらしいけど。
南国は食べ物がある分、大らかなのかもしれません。
マラリア脳症で後遺症が残る子たちは、けっこういるのですが、
マラリアの認知度とともに、それも何となく減ってきているような気がします。

蚊が媒体となって起こるもうひとつの病気・デング熱。
中南米、アジアでよく聞きますね。
しかし、ソロモンをはじめとして、
大洋州の国々ではほとんど発生していませんでした。
そのため、ギゾでは検査することすらできなかったくらいです。

2013年5月10日金曜日

マライタ州。

フィウ村を訪問するついでに、
今回は、マライタの州都・アウキにも滞在しました。

アウキは、ソロモン第2の都市。
ギゾが第2の都市だと言う人もいるけど、規模で言えば、
やっぱりアウキが第2の都市だと思います。

民族紛争の影響もあるのか、
マライタ州の人は凶暴でこわいというイメージを何となく強い。
だけど、今回の滞在で、そのイメージはがらりと変わった。
やっぱりソロモン人なんだよねー。
当たり前だけど。

2013年5月9日木曜日

フィウ村再訪問。

これも3月のことなのだけど・・・

赴任した当初、ビレッジステイで訪れたフィウ村へ行ってきました。
以前の記事はこちら。

世界ウルルン滞在記 ~フィウのシンプルライフ①~
世界ウルルン滞在記 ~フィウのシンプルライフ②~
世界ウルルン滞在記 ~フィウのリアルライフ~
ホームステイ ~最終~
ホームステイ ~その後~
日本の地震のこと。

約2年ぶりの再会です。
2年前は、携帯電話がつながらない地域だったので、
連絡手段がなく・・・
フィウ村のあるマライタ州で活動する隊員にフィウ村の人に伝言を頼むという
何ともアナログな方法で、再訪問予定を伝えたのです。

2年ぶりの再会は、思ってた以上にときめきました!!
ちゃんと覚えててくれるものですね。
他の家に滞在してた同期2人のこともちゃんと覚えてて、話題になりました。

2013年4月30日火曜日

Health Day in Gizo  ~ 本編 ~

さてさて、イベント内容は・・・

☆ヘルストーク
 ・健康とは (総論。体だけではなく、心も生活もすべて。)
 ・喫煙とビートルナッツ (喫煙率40%以上)
 ・目の病気について   (結膜炎やビタミン不足が多い)
 ・バランスのとれた食事について (炭水化物摂取が多い)
 ・虫歯      (虫歯の放置率が高い。歯磨きの習慣がない。)
 ・腰痛      (腰痛持ちが多い) 
 ・健康に影響する環境  (蚊の発生は環境の影響が大きい)
 ・デング熱      (2月に突然発生してソロモン国内で大流行中。)

 トークの合間に、簡単なエクササイズを導入。
 運動不足、体の硬い人が多い、腰痛持ちが多いから。

   上記トークのうち、隊員が担当したものは3つ。
 他は病院スタッフに協力してもらいました。

☆測定コーナー
  身長、体重、血圧、血糖値の測定と簡単なアドバイス

☆栄養コーナー
  保健省が使用している栄養キットを使用して、バランスの良い食事について
  考えてもらうコーナー。

☆環境コーナー  
  ゴミが健康に及ぼす影響について、知ってるもらうコーナー。

☆ファンドレージングコーナー
  おやき、炊き込みご飯おにぎり、ロッティー、手芸品、不用品を販売し、
  収益は、2月に起きたテモツ地震のために寄付しました。
  約1000ドル(約11,000円)。
  おやきはパパイヤ・ナッツ入り、なす入り、かぼちゃカレーの3つの味。
     おやき、なかなか好評でした。


 
☆展示コーナー
  ポスターの展示とパンフレットを配るコーナー。

2013年4月29日月曜日

Health Day in Gizo ~ 準備編 ~

3月のことになるけれど、
医療系分野の隊員で企画した健康イベントをギゾで行いました。

TVやラジオ、新聞は一応あるけど、首都以外ではあまり一般的ではなく、
メディアからの情報が乏しい。
ヘルスプロモーション課をはじめとして、
各分野がヘルストークを展開してはいるけれど、
村をまわって行うというアナログな方法だから、限界もある。
だから、病気のざっくりとした知識すらまだまだ乏しい現実。
医療が発展していない割りに、人々が薬を好む傾向にある。
痛み止めを希望する人多数。
自分の体のことをよく知らない。(体重計、体温計すら家庭にない。)
健康は自分で守るもの、管理するものという認識も当然少ない。

2013年4月12日金曜日

引越し。

家の持ち主がニューシーランドから帰国するということで、
1年10ヶ月住んだ家を引っ越しました。

あまり広くはなかったけど、キレイだったし、
私にとっては、理想的な家でした。
住んでた家のキッチン。
ソロモンでは珍しく、何でも揃っている家でした。



2013年3月31日日曜日

同期の帰国。

ついに、22-4同期の帰国の時期がやってきました。

駒ヶ根訓練所時代。
生活班も3人とも同じだったから、何かと一緒のことが多かったな。


2013年3月24日日曜日

ビサレ。

ミサちゃんの任地へ遊び(片付けを手伝い!?)に行ってきました。
ビサレ行きのバスに乗り込むと、
「ミサコに会いに行くのか?」と何人かに言われた。
任地変更して、3ヶ月程だというのに、この存在感。
それが彼女の素敵なところ。

ホニアラから他の村へ行くバスは、人が集まったら出発する仕組み。
バスで待つこと30分程で出発。
途中でガソリン入れつつ、乗客がショップに寄りたければ、寄ってくれる。

ビサレまでの道のりは、1年前に行った時よりも道や橋が格段に整備されて
1時間以上かかっていた道のりも今では、45分くらい。
ちょっとずつちょっとずつ、ソロモンにも変化があるのです。

                    


2013年3月10日日曜日

シュンタ@祝1歳

1年前に名付けたシュンタが1歳を迎えたので、
会いに行ってきました。
("名付け親"の時のことはこちら。)
産休明けでイングーは別のクリニックへ移動したので、
すっかり会う機会もなくなってしまった。

シュンタは、生後3ヶ月頃まで、ほとんど体重が増えなくて、
何か障害でもあるんだろうか・・・と心配していたけど、
イングーの他3人の子供たちもこんな感じの成長を辿っているらしい。
そういうこともあるんだね。

シュンタは、意外と少ない、金髪のザ・メラネシアンな感じ。
ちゃんと大きくなってて、うれしかった☆


2013年2月22日金曜日

【募金活動のご案内】ソロモン諸島沖津波支援(2/18~2/28)

先日、発生したソロモン諸島沖M8.0の地震と津波のため、
ソロモンに関わった協力隊関係者で、義援金募集を行っています。
少しずつの力が大きなものへと変わっていきます。
 
人口1万人ほどのテモツ州で3000人以上が被災しています。
この州は、もともと首都から離れているのもあって、
ほかの州に比べて、インフラが整っていません。
必要なものは、まだまだたくさんあります。
 
もし、ご賛同いただける方は、ほんの少しでもかまいません。
ご協力していただけたらと思います。
そして、友達、知り合い、職場など、この活動を広めていただければと思います。
 
なるべく早くに現地に届けることを目標としているので、
ひとまずの締め切りは、今月いっぱいとなっています。
この期間に振り込まれたものは、3月上旬には、現地に届く予定です。
そして、実際どんなことにこのお金が使われたのか、
下記サイトで、その後を確認することも可能です。(随時レポート予定。)
 
振込み型なので、多少、募金しずらさもあるのかもしれませんが・・・
理解していただけると、幸いです。
職場などで募ったものをまとめて振り込みするというのもひとつの手です。
 
詳しくは、"PRAY FOR SOLO"をご覧ください。
Face Bookに登録していなくても、このページは閲覧可能です。
 
 
ちなみにこのロゴは、ソロモンと日本の国旗をイメージしてデザインされたものです。
 
どうか、よろしくお願いいたします。
 

2013年2月13日水曜日

ソロモン諸島沖(テモツ州)大地震と津波。

2/6、ソロモン諸島テモツ州を震源地として、M8の地震がありました。

私のいるウエスタン州ギゾ島は、テモツ州から1000キロ程離れており、
地震の揺れも津波もありませんでした。
日本での報道の影響か、本当に驚く程たくさんの心配メールが届きました。
ご心配いただいたみなさま、ありがとうございます。
私は無事です。

2013年1月25日金曜日

2012から2013。

書けていないブログを書いてから、
新年の挨拶をと思っていたら・・・もう1月末。。。
結局、まだ書きたいのに書けていないこともある。。。

年末は家でのんびりとしていた。
20代の頃は、家でのんびり年越しするという選択肢は全くなかったけど、
ここ数年は家でのんびり過ごす、年越しがいい。
そば粉がないから、自分で打てなかったけど、
かつおとこんぶでダシをとって作る年越し蕎麦はホッとする。
今年は、ロブスターが確保できずに、かき揚げそばにした。


2013年1月15日火曜日

ダンプサイト in ホニアラ

もう何年も前の作品ですが、"BASURA (バスーラ)"という映画、見たことありますか?
フィリピンのゴミ山で暮らす子供たちのドキュメンタリー。
もう何年も前に見た作品だけど、これを見た時、衝撃的だったことを覚えてます。
何か感じたら行動してほしい、監督さんはそう訴えていました。

ホニアラにある唯一のダンプサイト(ゴミ捨て場)を見学してきました。
ゴミ処理場と言っても、ゴミを溜めているだけ。
そして時々火をつけて、カサを減らす。
(以前の?)ギゾと同じです。
一般ゴミから粗大ごみ、はたまた病院のゴミまでもが運ばれてきます。


2013年1月7日月曜日

アナボン~その2~

宿の目の前はホワイトサンビスできれい☆


アナボン~その1~。

クリスマス前の休暇と少しお休みをもらって、
イザベル州アナボンへ行って来ました。

大好きなJoyceがPNGから10ヶ月ぶりに帰ってきた!!
Joyceファミリーがアナボンに寄り道しつつ、
イザベルの故郷へ帰省するということで便乗させてもらいました。
ソロモン人には、帰省以外に旅をする習慣(余裕?)があまりないため、
とても貴重なケース。
ちなみに、ホリデー中は帰省費用を職場が負担してくれます。
日本と比べて物価が安いと言っても、
燃料代は日本と大差ないし、移動費はけっこうな出費。
だから、今回のJoyceの旅費のように、月給の倍くらいでも出してもらえる。
(なんという太っ腹。うらやましい。)

アナボンは、自然保護区になっている地域でウミガメの保護を行っています。

ギゾを17時に出発と聞いていたのに、結局19時に出発。
(1~2時間は待つの当たり前なソロモンタイム。)
真っ暗な中ボートに乗ったのは、初めてでした。
半分くらいの月でも、とっても明るかった。

まずはコロンヴァンガラのTukiへ。
同僚ハレットのお母さん宅で一晩お世話になりました。
ハレットにそっくり!!


2013年1月5日土曜日

任国外旅行 5 ~バヌアツ・ポートビラ~

カスケードの滝に行ったり、

タンナCoffeeのカフェに行ったり(前回に引き続き。)、


ボンマルシェ(スーパー)でテンション上がりまくったり、
久々に洋服買ってみたり、

フレンチ食べに行ったり、
こうもりの赤ワイン煮もなかなか。


えびのスープとえびのピザがこの上なくおいしくて、ワインが進みました。

最後の夜は、タイレストランへ。
到着すると、店じまいの準備中(19:30くらい。)。
だけど、『聞いてるわよー、どうぞどうぞ。』と入れてくれた。
昨日、ご飯を一緒に食べたバヌアツ隊員のJESUSさんが伝えてくれてたらしい。
なんという粋なはからい!!
そして、日本語も片言で話せるマダムはかなりかわいい雰囲気の人だった。
バヌアツの黒柳徹子さん的な感じ。

旅の締めくくりとして、とても気持ちの良い出会いでした。
みんなで記念に。


人との出会いが、旅をより楽しいものにしてくれます。
バヌアツ大満喫でした!!

バヌアツは、地形が豊かで海もキレイ。
飛行機から見る、ポートビラのあるエファテ島の景色、大好きです。
まだまだメジャーではないバヌアツだけど、新婚旅行とかにもオススメですよ。

今回、ゆっくりと地方までバヌアツを堪能できて、
同じような島国なのにこんなにも違うのかーといろいろ考えさせられもした。
ソロモンのピジン語とバヌアツのビスラマ語は割とよく似てると言われているけど、
知れば知るだけ違って、おもしろかった!!

ソロモンに戻って入国審査で
『come back na ia(戻ってきたんだね。)』と言われて、
なんだかホッとでした。

バヌアツはソロモン程には暑くなくて、
無駄にジワジワ汗をかくことはあまりなかったのだけど、
ソロモンに着いたとたんに、じっとりと汗がまとわりつく。
赤道に近い分、やっぱり暑いみたい。

食べ物の話題が多かったかもしれないけれど・・・
いつも食べれない地域にいると、こうなっちゃうんですよ(笑)
いつも食べれなくてもいいから、こういうのがたまに食べれる環境は、
ちょっとうらやましい。
ソロモン隊員は、みんなバヌアツでも都会感を味わえるんです!!

バヌアツには仕立て屋さんがいっぱい。



仕立てしながら、髪を編んでもらってた。


やっぱり、ちょっとおしゃれ。


2013年1月4日金曜日

任国外旅行 4 ~バヌアツ・タンナ島~

サントからポートビラを経由して、タンナ島へ。
今回、唯一のリゾート泊。


地方都市なのに、無料Wifiが飛んでる。
ふんだんに出るお湯シャワー。
雰囲気の良いレストランスペース。


2013年1月3日木曜日

任国外旅行 3 ~バヌアツ・サント~

飛行機には人・荷物がいっぱいで乗れないかも!?な危機感があったけど、
実際、一人乗れなかった・・・。
ソラでやっちゃんに見送られ、サントへ移動。

バヌアツいちの観光地です。
ソロモンで言うところのギゾみたいな。
規模は全然違って、ちゃんと観光地になっています!!

まず道がキレイ、広い。
TAXIがカワイイ。
国際線も飛んでいるので、空港もキレイ。
おしゃれなカフェがある。
ロコモコだって食べれちゃう。

2013年1月2日水曜日

任国外旅行 2 ~バヌアツ・ソラ~

バヌアツは6つの州しかなく、その中でも一番の僻地であるトルバ州。
そこの州都ソラにいる同期のやっちゃんを訪ねてきた。

飛行機は、ソロモンで飛んでいるのと同じく
ツインオッター(16人乗りくらい。)。
サントまで飛んで、それからソラへ。
場所で言うと、ソロモンに一番近い州。

空港でやっちゃんと再会!!
州都だけど、村のようなのんびりした雰囲気。
島に車は数台のみ。
商店は数件、舗装された道はなし。
だけど、ナカマル(カババー)は多数。
バヌアツの文化を反映しているね。
空港から町へ続く道の橋が壊れてて、川を歩いて渡った。


2013年1月1日火曜日

任国外旅行 1 ~バヌアツ2回目・トラブル編~

11月に行った任国外旅行のこと。
去年の2月にバヌアツに行ったけれども、(前回のことはこちら。)
飛行機の都合で滞在が減ってしまったこと、首都滞在のみだけだったことから
任国外旅行で2度目のバヌアツへ行ってきました。

みんなには、『2週間もバヌアツ行くの? 2回目なのに?』とか言われたけど、
バヌアツを満喫しようとしたら、2週間でも足りません。(きっぱり。)
今回は、離島中心でした。

今回は、乾季ギリギリのベストシーズンである11月を選んで。
ソロモンからの出国日、空港に到着すると・・・
人が全然いない。あれ?と思っていたら、
飛行機が欠航になっていた。。。
はい、前回に引き続き、今回も欠航。
朝、リコンファームした時は、大丈夫だったのに!!
2度目ともなると、バヌアツ行きが呪われているとしか思えないけれど・・・
翌日の臨時便で無事バヌアツの首都ポートビラに到着。

そして、トラブル第2段。