2011年4月30日土曜日

世界ウルルン滞在記 ~ FIUのリアルライフ ~

一番驚いたこと。
お互いの頭で何かを探してる。
『何かいるの?』と聞いたら、ノミだった。
それもジャンジャン取れる。
おまけにシラミもいっぱい。
『みんないるよ。(あなたは)いないの?』って。
『いないよ。』って言ったら、『いないの?』と逆にその子は驚いた。


ちょっとの傷は葉っぱをあてる。
ケガをして、その傷口にハエがたかってばい菌が入り、
ボイラーという傷の感染症になる。
これは、ソロモンではとてもよくあること。
先輩隊員もいっぱいその跡が残ってた。

井戸水(日本のより浅く、湧き水みたいな感じ。)の中には葉っぱがいっぱい。
虫がいるところもある。
ホームステイ2日目の朝、目覚めたら、
ソロモン人の匂いが自分の肌からしたんだ。

川の水は、イモを洗って、洗濯して、体を洗う。
そんな流れが多い。
石鹸なんてほとんど使わない。

水は沸騰させて飲んだ方がいいと保健省から指導を受けてる。
だけど、水を沸騰させるためにはその分、薪が余分に必要。
薪はもちろん自分たちで山に取りに行く。
毎日30度を超える気温の中、取れる薪には限界がある。

キッチンの中は、火を起こせば煙い。
当然、リーフの屋根は燻されてる。
そんな中、毎日女性たちはご飯を作る。

ご飯の味付けの主流は、なんとインスタント麺のスープ。
味が濃くて、ちょっとのおかずでご飯が食べれるから。(だと思う。)
調味料と言ったら、このほかには、塩と砂糖と味の素、しょうゆ。
胡椒は村ではあまり手に入らないみたい。
魚もイモもココナッツで煮た料理も多いのだけどね。
お米を炊いてそのまま食べたり、イモをふかしたり、
いずれにせよ、バリエーションがあまりないのが現状。

トイレはこの海。


魚を採るのも、遊ぶのも、もちろん同じ海。
カヌーで沖に出た時、数え切れないくらいのハエの死体が海に浮いてたんだ。
汚いとか、ダメとか、よくないとか、そういうことが言いたいのではなくて、
これが現実だということ。

知らないからできない・・・のかもしれないと頭で考えていた私には大打撃だった。
できない理由があるということ、絶対に忘れてはいけないと思った。

2 件のコメント:

  1. hisako2011年5月3日 14:39

    元気ですか?
    本当にウルルンを見てる気分になりました。
    まきちゃんがリアルに体験してるのが
    なんだか不思議だけど
    この日記は
    色々と考えさせられることが多かったです。
     
    これからもこういう現実を
    教えてください。
     
    こちらはみんな元気です。
    GWは河口湖に行ってきたよ。
    もちろん釣りです(笑)
    またね☆

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  2. ☆Hisakoちゃん
    しばらく病に臥せてたけど、今は元気になったよー。
    ほんと、ウルルンだよね。
    こういうのを実際体験できて、とても贅沢な感じがするよ。
    これからもソロモンのあれこれを伝えて行きます☆

    私、まだ釣りできてないよー。
    早く大物釣って、てっちゃんに自慢したい(笑)

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