任地のギゾ。

任地のギゾ島に来て、１ヶ月が経過しました。
今年に入ってから、実家だったり、ＫＴＣだったり、ソロモンでの研修だったり
一人になる機会が、ほとんどなく、最初は久しぶりの自分一人の時間に
多少困惑していたけど、今ではすっかり慣れました。
もともとのマイペースぶりが全開です(笑)
東京で暮らしていた頃は出かけてばかりで、なかなかつかまらない私は、
『生き急いでる。』とよく言われていましたが（笑）、
最近は、家でまったりと過ごしてばかり（体調不良も大いに影響してるけど。）。


ギゾに赴任して、すぐにイースターのため連休でした。
小さな町なので、家にいながらにして、
教会からの、聖歌が聞こえてきました。

久しぶりにホッと開放されたのと、荷物の片付けと、
街を案内してもらいながら、フランシーナと散歩したり。

最終日、”ＦＵＮ　ＲＵＮ＆ＷＡＬＫ　”に参加。
ゼッケンは手書きでセロテープで貼っていたり、シューズを履いている人もいれば、
ビーサンの人もいれば素足の人も。
それより驚いたのは、スタート時間。
朝の６時から受付で７時スタート。
最初聞いたとき、2度聞きするくらい驚いた。
８時くらいには、随分と暑くなるから、早いんだそう。
諸事情により、赴任時に全部の荷物を持ってこれなかったので、
靴がなかったため、サンダルのまま、ＷＡＬＫに参加。
エントリーしてなくても、参加して大丈夫そうだったから・・・。
時間にして、１時間くらいだろうか。
給水所はちゃんといくつかありました。
朝から良い汗をかきました。
こんなコスプレ?してる人も。

ゴールは、一緒に歩いてた人と踊りながら。

南国らしいテンションでした。
南の島にいるんだなぁと実感するヒトコマだった。

ギゾはソロモン第3の都市です。
首都・ホニアラから飛行機で1時間ちょっと。
船だと10時間くらい。
ギゾの空港は、ギゾ島から離れた空港専用の小島。
飛行機を降りてから、5分くらいボートに乗って、
ギゾ島に到着です。

一応、州都なので、電話会社・電気会社・銀行もあります。
ホニアラには全然及ばないけど、あちこち回れば、生活に必要そうなものは何とかそろいます。
お店は40～50軒あるかないか・・・くらいかな。たぶん。
ギゾ周辺はコーラルがいっぱい。
だから、上空からの眺めは抜群。

オーストラリアやニュージーランドからホリデーに訪れる人もいて
ダイビングスポットもあるようです。
ギゾ島からは、目の前にコロンバンガナ島があり、どんと大きな山があります。
その眺めもなかなかです。

とはいっても、リゾートなんて雰囲気はなく、
舗装されているのはメインストリートのみで、歩いて15分くらいかな。
あとは、土の道。
そのせいもあってか、昼間は毎日30℃以上でも、朝・晩は比較的涼しい。
すでに26℃くらいだと寒いと感じてしまいます。
わが家の温度計が25℃を下まわるのをいまだに見たことがありません。
湿度は毎日80％以上。

一応、電気はあるけど、時々、突然停電する。
比較的、土曜日の午後停電するので、計画停電なのかもしれないけど、
しない時もあれば、夜になって突然消えることもあります。
おかげで、冷凍庫はいつも霜だらけです。
停電したら、キャンドルナイト。
(停電しなくても、時々キャンドルナイトしてます。電気代が以外と高いから。)
意外と気に入っています。
が、ろうそく1本では、ほとんど何もできなくて、
一人暮らしだから、しゃべる相手もいないし。
たいていは、残った充電のipodで音楽を聴いてる。
真っ暗な中でもできる趣味を持つ必要があるなぁと目論む日々です。
水は基本的には、レインタンク。
一応、水道会社もあって、ダムの水を提供しているみたいだけど、
全く安定した供給でない上に、ソロモンでは水道会社のお水の方がお腹を壊すという現実。
飲料水は、もっぱらレインタンクのお水です。
職場の病院も一日中、水が出ることはなく、
朝と夕方ちょっと出れば良い方。
一日中でないこともあります。
ギゾに来た頃は、3週間程、雨が降っていなかったとかで
同僚はレインタンクの水がからっぽで、病院から水を持ち帰るという・・・
とても大変な作業をしていました。
最近は、毎日のように雨が降っているので、レインタンクも満タンです。

料理はガス。
周りの民家では、もくもく煙があがるので、薪を使ってご飯を作っているのでしょう。

ソロモン国内の携帯電波も通じるとはいえ、よくつながらなくなる。

ちなみにローミングですが、softbankの電波も入ります。
すごいですね。世界はつながってますね。
(普段、電源切ってるから使ってないですが。)

ホニアラに比べて、車も少ないので、断然静かです。
特に土日は、他に人がいないんじゃないかと錯覚するくらいです。
ギゾに来る前から、日本人、ソロモン人問わず
『ギゾはいいところだよー。』と言われていた通り、
とっても私の好みの島暮らしがスタートしました。