2011年8月17日水曜日

Soft Component

私の配属先であるギゾ病院は、
2007年・ソロモン沖地震の津波の影響で大変な老朽化が進んでいて
地震の後、緊急に進んだ病院建設話も、完成までに約4年がかり。
大プロジェクトですね。
今、現在、建物は出来上がって受け渡し待ち。
受け渡しイベントは8.19。
そのために今週はランチタイムにみんなで唄の練習をしてます。

こんなに立派な日本っぽい病院。
ボートに乗って、海側見るとひと際目立ちます。


ウエスタン州には皆無だし、ソロモン国内でさえ
こんなに立派な建物はいくつあるかな・・・という感じ。
今の病院はこんな建物のつぎはぎだらけなので、
その差は歴然。

ちなみに、残念ながら!? 私の部署は、新病院の中には移動しないのです。

新病院を見て回って、みんなこんなに笑顔。


建物や医療器材だけでなく、もっと内面的な教育も必要いうことで
この"Soft Component"ワークショップが盛り込まれています。
今回で3回目、最終。
前回は、今年の5月に行われました。

簡単に言えば、新病院をキレイに長く快適に使うためには
どんなことが重要か・・・というもの。
要するに管理面で重要なことですね。
日本では当たり前のことばかりだけどね。
メンテナンスの重要性とか、医療機器の扱いとか5Sとか。

5月は概要的なものが主体だったけど、
今回は、それをもうちょっと具体化した内容で、
実際に病院のあちこちを見て、5Sの評価をしたり
ゴミの分別の訓練をしたり、実際の機材を見たり。
感染予防に対しても、ちょっと乗り気な発言が聞かれたことは
けっこううれしかったです。
このワークショップは気付きときっかけ作りのためのもの。
実際に動くかどうかは、彼ら次第。
これからの実行と継続が大切ということです!!
私も頑張らなくては。

研修でも、ソロモンタイム!と言って、時間にルーズな状態が普通なのだけど
(だいたい予定の30分後くらいに始まる。。)
日本人が講師というのもあってか、今回はみんな時間も守ってて
逆に驚いてしまった。
ギゾ島のあるウエスタン州の人々は、よく働く!という州特性があるらしくて
それを初めて実感しました。

こちらの研修は、お祈りに始まり(今回は集合がバラバラだったからしない日もあったけど。)、
10時と15時にティータイム(軽食以上のボリューム)、
12時にランチ。
そして、その他に何用なのか、バジェットまでもらえる。
(私は、ボランティアなのでお金は受け取っていませんが。)
日本では、研修を受けるために自分でお金を払うことすら普通なのに、
何という待遇。
勉強したいという、熱心な思いもあるけど、
そういう付加価値の影響も大きいようです。
そうしないと、こないのかもしれないけど。
それも、ソロモンの文化なのでしょう。
ちなみにトンガも同じようだとトンガ人が言ってました。

最終日に講師の方々にお礼の言葉とラバラバ(布)を贈呈。
日本の唄を教えて!! と参加者たちに言われたけど、
サンキューを伝える簡単な唄が思いつかなかった・・・。
なので、ソロモンの唄を歌った方が喜ぶよ!とアドバイス。
何故か、私も渡す係りに任命された。
ソロモン女性が渡した方が喜ぶよ、と言ったところ、
『Makiはソロモンの女性でしょー。』と(笑)
すっかり馴染んでるということでしょうか。

ちなみにご飯は、ビュッフェスタイルでこんな感じ。
おいしいものがいっぱいです。



余談ですが・・・
日本人も大好きな!?プチプチ(梱包財)。
どこかで入手したプチプチを持ち歩いて、一日中プチプチしてました。
日本は、プチプチだけど、ソロモンでは?と聞いてみたら
そのスタッフは、"ベンベン"と言ってました。
こういうのも万国共通なんだーと微笑ましくなりました。

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